美容注射というと、プラセンタがなんと言っても有名だと思います。それは、プラセンタの効能が非常に肌に良いからです。では実際にプラセンタにはどのような効果があるのかというと、

  • 自律神経、ホルモンバランスを調整する
  • 組織修復作用がある
  • 病気への抵抗力を高める
  • 抗アレルギー作用がある
  • 抗炎症作用がある
  • 代謝を活発にし臓器や細胞の働きを活性化させる
  • 肝臓の働きを高める
  • 活性酸素を除去する

などがあります。このような効果があるために、プラセンタは医療機関で利用されるだけではなく、美容などにも利用されています。

それでは、プラセンタを摂取するためには注射や点滴と言う方法があるのですが、実際にどのような違いがあるのか、ご説明します。

プラセンタ注射とは

プラセンタ注射は、一般的に皮下注射もしくは筋肉注射です。プラセンタ注射の効果については、皮下か筋肉に注射をするということもあり、一般の注射のメカニズムと全く同じように皮下や筋肉に一時的に蓄えられて、じわじわと血管に浸透してその後効果があるような流れになりますので、点滴のように即効性はありません、点滴の場合は、静脈に直接注入するので、注射に比べると効果の即効性が高い方法となります。しかし、点滴と違うのは、効果の即効性はありませんが、効果の持続性という点では、注射のほうが遥かに高いと言えます。

プラセンタ点滴とは

一方でプラセンタ点滴の場合はどうかということをご説明します。プラセンタ点滴は前述の通り、静脈に直接プラセンタを注入しますので、プラセンタをすべて血管に吸収されることもあり、体全体に行き渡るスピードは、プラセンタ注射とは比較にならないほど速く、吸収力もプラセンタ注射と比較すると、5~10倍ほどあります。(もちろん個人差がありますので、全てが適用されるというわけではありません)また、点滴は比較的多くの容量を一度に摂取することが出来るので、プラセンタ以外の美容成分と混ぜ合わせたカクテル点滴も可能です。そのため何度も針を刺さずに多種類の美容成分を摂り入れることが出来るのも、点滴ならではということが言えます。ただし、点滴にもデメリットがあり、プラセンタの効果画の持続という点では注射に比べると短いこともあり、プラセンタの効能を甘受するためには、頻繁に点滴をしなければいけないため、その分コストもかかってしまうという点です。

プラセンタ注射とプラセンタ点滴の違い

では、実際に美容目的のためにプラセンタを利用する場合には、プラセンタ注射と点滴のどっちが効果的かということになると、プラセンタをどういう目的で利用するのかということを明確にする必要があります。つまり、緊急性を要している場合、例えば明日デートなので、この肌荒れの状態をなんとかしたというのであれば、点滴をすれば、直接静脈に注入し、効果は即効的になります。一方で、費用対効果重視で、かつ、サプリで摂取する要理もランクの高いエイジングケアをしていきたいというのであれば、持続性の高いプラセンタ注射がおすすめです。ここで、考えておきたいことは、美容目的でプラセンタを利用する場合には、どのような目的にするのかということを考えておくことが必要だということです。その点を明確にして、注射が良いのか点滴が良いのかということを決めましょう。

プラセンタは1回の摂取で効果が持続するものではなく、継続して摂取することで高い美容効果を発揮します。そうしますと、ある程度経済的負担がかかることになります。また、プラセンタ注射や点滴は時間的な負担だけではなく、感染症などのリスクが伴います。一方で逆説的ですが、プラセンタの効果を維持するには、継続せざるを得ないという問題が抱えています。このようにプラセンタの接種にはいい点も悪い点もありますので、どの方法が自分の目的に適合するのかということよく考えて決めるようにしましょう。