一般的にニキビとは何かというと、毛穴に皮脂がつまりアクネ菌が増殖し、毛穴の中で炎症を起こしてしまう病気です。そして思春期(10~18歳くらい)のときにできるニキビを「思春期ニキビ」と呼び、ホルモンバランスの変化が主な原因だと言われています。また、思春期になると男子はもちろん、女子も男性ホルモンの比率が高くなり、分泌される皮脂が増加します。そのため毛穴に皮脂がたまりやすく、すぐにニキビができるのです。つまり思春期には、誰でもニキビができやすいと言えます。それ以外にどういう原因でニキビになるのかというと、体質的に皮脂分泌が多い人や、ストレス、あとは不規則な食事や睡眠不足などもニキビの原因とされています。

ニキビを治すためには、まず外部から薬を塗ったりして、治すという方法もある一方で、内部から治すという方法もあります。つまり外用薬に頼らないで内部から治すというもので、この集団として美容点滴があります。

美容点滴にはいろいろな種類があり、代表的なものとして、
・高濃度ビタミンC点滴
・ビタミン点滴
・プラセンタ点滴
などがあります。

高濃度ビタミンC点滴によるニキビ対策

まず、高濃度ビタミンC点滴とは何かというと、高濃度ビタミンC点滴は、高濃度のビタミンCを点滴で体内に入れる治療のことを言います。ビタミンCが体内に入ることで、どういう状態になるのかというと、一時的に体内の抗酸化力を高めます。ビタミンCは経口摂取しても吸収が悪いのですが、点滴で入れると血中濃度が20~40倍になり、強力な抗酸化作用があります。体の隅々までビタミンCが行き渡ることで、自分の抗酸化力を高めメルという効果があります。高濃度ビタミンC点滴は、体内にビタミンCを大量にチュに有するために、ビタミンC血中濃度が高まることによりビタミンCを必要とする各器官に直接行き渡らせより高い美容・アンチエイジング効果が期待できますし、線維芽細胞の働きを高め、コラーゲン生成を促進する効果があるので、美肌効果もあります。また、ストレスはビタミンCを大量に消費するので、ビタミンCが少なくなると活性酸素が体にたまり血流が悪くなり、肌の状態を悪くして、更には皮脂の分泌を促進させます。皮脂の異常な分泌がニキビの最大の原因の一つでもあるので、ここでビタミンCを大量に摂取することで、ニキビの発症を予防することが出来ます。

ビタミン点滴によるニキビ対策

ビタミン点滴の場合は、高濃度ビタミンC点滴でもご案内したようにビタミンCは抗酸化作用があるので、ニキビの発症を予防するのに大きな働きをします。また、ビタミンCだけではなくビタミンB群によるビタミン点滴の場合は、肌や粘膜の健康維持を助ける働き、ターンオーバーを促進する作用があります。これは肌の入れ替わる周期を安定させることで、肌の新陳代謝を促進することになります、こちらもニキビを発症することに対する予防という点から考えますと、非常に有効な手段となります。

プラセンタ点滴によるニキビ対策

プラセンタ点滴によるニキビ対策にはどのような効果があるのでしょうか。プラセンタはもともと肝臓の働きを高めたり、ホルモンバランス・自律神経のバランス・アレルギーの改善を期待して用いられることがあり、近年では、アンチエイジングなどとの関連で活性酸素の除去効果も注目されていて、医療機関でも美容目的で使用されることも多く、この効用によってニキビ治療に使われています。ただ、プラセンタはアンチエイジング効果はありますが、ニキビに対して医学的な根拠がないというのは実情です。つまり、プラセンタを注入するうことでそのプラセンタが合う合わないという問題があります。したがって、現状では安全性が確立されていないと結論せざるを得ず、美容目的での利用は控えるべきではないかという意見が大変多いというが現状です。